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ジョン・ボーフォート (サマセット伯) : ミニ英和和英辞書
ジョン・ボーフォート (サマセット伯)[はく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [はく]
 【名詞】 1. count 2. earl 3. eldest brother 4. uncle 5. chief official 

ジョン・ボーフォート (サマセット伯) ( リダイレクト:ジョン・ボーフォート (初代サマセット伯) ) : ウィキペディア日本語版
ジョン・ボーフォート (初代サマセット伯)[はく]
初代サマセット伯ジョン・ボーフォート(John Beaufort, 1st Earl of Somerset, 1371年頃 - 1410年3月16日)は、イングランドの貴族。百年戦争末期のイングランドの名門貴族ボーフォート家の始祖。エドワード3世の男系王孫で父はエドワード3世の息子のランカスター公ジョン・オブ・ゴーント、母は3番目の妻キャサリン・スウィンフォードランカスター朝を興したヘンリー4世は異母兄、テューダー朝の始祖ヘンリー7世は曾孫に当たる。
== 生涯 ==
1371年頃、エドワード3世の四男ジョン・オブ・ゴーントと愛人(後に結婚)キャサリン・スウィンフォードの間に4人兄弟の最初の子として誕生した。王族ではあったが妾腹の子(庶子)という出自から、出生地であるフランス、アンジューのボーフォール城(Château de Beaufort)から姓をとって臣籍降下した。
後の1390年にランカスター公は甥のリチャード2世に働きかけて、ボーフォートの兄弟が私生児ではなく合法的な子である事を宣言させた。但しその条件として、後々の内紛を避けるために、ボーフォートの兄弟とその子孫は王位継承権を持たないという但し書きが付けられた。この時の宣言は恐らく公式記録に残らない「私的談話」だったらしく、ランカスター公は1397年1月に改めて同様の内容・条件で「議会宣言」の形で公表させている。この月の終わりに恐らく子供達が嫡子と認められたためだろうが、それまで別々に暮らしてきたランカスター公とキャサリン・スウィンフォードは結婚している。
この議会宣言を契機にボーフォートは王親貴族として公式に認められる。だが後に栄進するボーフォート一族に対して敵意をむき出しにしたヨーク公リチャードとの争いが薔薇戦争に発展し、結局はボーフォートの子孫の1人がヘンリー7世として王位につくまで続いた事を考えると、この議会宣言がその後の大量の流血と破壊をもたらした原因とも言えよう。
私生児から貴族として認められたジョン・ボーフォートは瞬く間に立身出世を重ねていく。まず彼は1397年2月10日にサマセット伯に列せられた。またその年の9月28日にはマーガレット・ホランド(Margaret Holland, 第2代ケント伯トマス・ホランド(Thomas Holland)の娘)と結婚した。その2日後にはドーセット侯(Marquess of Dorset)に列せられ、さらに同年ガーター勲章まで受勲している。
但し、さすがにこれは出世をし過ぎたという事で、異母兄のヘンリー4世がランカスター朝を開いた1399年に侯爵位からは降格させられている。その後伯爵ではあったが、1404年はイングランド武官長(Constable of England)に在任していた。
1410年3月16日に聖キャサリン病院(Hospital of St. Katherine-by-the-Tower, London)で死去、遺体はカンタベリー大聖堂の聖マイケル礼拝堂に埋葬された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジョン・ボーフォート (初代サマセット伯)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 John Beaufort, 1st Earl of Somerset 」があります。




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